キャリアや年収アップのために、転職活動をしている30代も多いのではないでしょうか?
労働環境や給与を改善し、自由な時間とお金を増やすために、転職活動を検討する30代は多くいます。
そして、スキルや経験が豊富な30代を求める企業は少なくありません。しかし、正しい知識を持って転職活動を行わないと、失敗する恐れがあるでしょう。
そこで、本記事では、30代でも転職できる理由や成功させるポイント、おすすめの転職エージェントなどを紹介します。
転職活動に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
30代でも転職ができる理由
30代でも転職できる理由は下記の3つです。
- 転職マーケットが大きくなってきた
- 経験をもとに即戦力として採用してもらえる
- まだ異業種へ転職できるチャンスがある
転職活動を成功させるために、ぜひ参考にしてみてください。
転職マーケットが大きくなってきた
厚生労働省によると、令和6年5月の有効求人倍率は1.24倍です。
有効求人倍率が1.0を超えると、企業の求人に対して求職者が少ない状況のため、転職活動中の方にとって有利です。
条件が良い企業へ転職しやすくなるため、転職市場が活性化されます。
平成27年度から求人数が求職者よりも多くなりました。
平成30年に有効求人倍率は1.5倍まで増えましたが、新型コロナウイルスの影響で、令和2年度は求人を出す企業も少なくなりました。
ただ、令和4年から回復して1.2〜1.3倍で安定しているため、今後も転職マーケットは大きくなると予想できます。
経験をもとに即戦力として採用してもらえる
企業は30代の即戦力を求めています。
一般的に20代〜30代前半では、部下や後輩社員のマネジメントを任されます。プレイヤーとして活躍した経験がなければ、仕事の要領がわからず、マネジメントは難しいでしょう。
また、応募先の企業に同年代で役職についている社員がいれば、比較されることもあるでしょう。
そのため、即戦力として活動できる専門知識や、リーダーシップなどのアピールが必要です。
たとえば、同業他社へ転職する場合は、業界への知識や理解があるため、企業側も1から研修する必要はありません。ライバルと比べたときに、選考に残りやすいといえるでしょう。
年代によって転職で重視されるポイントは異なるため、30代は経験を活かせる転職活動をしましょう。
異業種へ転職できるチャンスがある
30代の異業種への転職は、20代よりも難しいといわれますが、可能性はあります。
異業種への転職では、30代の強みになれる「即戦力」を発揮できず、企業側としても採用を見送りがちになるためです。
採用したとしても研修や育成が必要になるため、ピュアな20代のほうが採用したがるでしょう。
しかし、なかには業界未経験でも可能な求人もあります。たとえば、小売業は業務の知識よりも接客スキルや協調性が求められ、特別なスキル・ノウハウよりも人間性が重視される場合があります。
ただ、どのような職種に挑戦するにも自ら学び努力して、業界の知識や理解を深めなければ長続きしません。
そのため、異業種に挑戦する場合は、業界について事前にリサーチが必要です。
30代の転職でも収入アップできる
下記の表に各年代の転職による年収増減をまとめました。
年齢 | 転職による年収増減(%) | ||
増加 | 変わらない | 減少 | |
20~24歳 | 54.0 | 23.6 | 19.3 |
25~29歳 | 47.7 | 28.6 | 22.3 |
30~34歳 | 47.4 | 19.0 | 32.6 |
35~39歳 | 40.8 | 26.4 | 31.4 |
40~44歳 | 43.9 | 27.6 | 26.1 |
45~49歳 | 38.0 | 33.1 | 28.1 |
50~54歳 | 25.3 | 36.3 | 38.1 |
55~59歳 | 30.2 | 33.2 | 35.8 |
厚生労働省の調査でも50代以降を除き、転職した30〜40%ほどの方が、年収アップに成功しています。
とくに30代前半と20代後半の方では、転職で年収アップした方の割合がほとんど変わりません。
ただ、年収だけを条件にした転職活動をしてしまうと、年収が高いだけで業務量に合わない企業に入社してしまうこともあります。
年収アップも大事ですが、業務内容や勤務時間など総合的に判断して転職先を決めましょう。
転職で採用されにくい人の特徴
転職市場が拡大し続けており、求職者にとっては有利な売り手市場ではありますが、なかなか採用されない方もいます。
魅力的なスキルや経験がある方だと、別の企業とご縁があるかもしれませんが、異なる理由で落ちてしまうこともあります。
そこで、転職で採用されにくい方の特徴を3つにまとめました。
- キャリアプランが明確ではない
- 自己分析できていない
- 希望条件が多すぎる
採用担当者への印象にも影響しますので意識しましょう。
キャリアプランが明確ではない
キャリアプランが明確でないと採用担当者から「自社に入社しても何がしたいか分からない」と思われます。
企業側がキャリアプランを聞くのは「ミスマッチを防いで長く活躍できる人を探したい」といった理由があるためです。
現時点での立ち位置や課題などを逆算しておきましょう。
また、キャリアプランの明確化は、自分のスキルや経験を整理するのが効果的です。
働いていくうちに目標が変わることもありますが、就社前に考えがはっきりしていると企業側からの印象も良くなります。
自己分析ができていない
自己分析ができていないと、アピールポイントや転職の目的が伝わりにくいため、採用担当者からの印象も良くありません。
自己分析をすると自分を客観的に見られるため、自分の強みや課題、就職先の企業に貢献できるポイントもアピールできます。
さらに、異業種への転職の場合は自己分析がとても重要です。スキルや経験がどのくらい活かせるのかを把握するためにも、就活を検討している段階で自己分析してみましょう。
希望条件が多すぎる
希望条件が多すぎると転職活動が難航しやすいので、苦戦している方は条件面を一度整理してみましょう。
30代は仕事やプライベートでも環境が大きく変わる年代といえるため、手厚い収入や福利厚生を求める方もいます。
仕事へのモチベーションを上げるには、ある程度の報酬や休日数、福利厚生も大事です。ただ、待遇へのこだわりを強く持ちすぎると、転職先の選択肢が少なくなり転職活動が難航します。
条件は人によってさまざまですが、妥協できるところを検討しましょう。
30代の転職を成功させるポイント
30代はキャリアの分岐点ともいわれており、新しい職場でキャリアアップするため転職活動している方もいます。
転職を成功させるポイントを下記の5つにまとめて解説します。
- なぜ転職したいかを具体化させる
- アピールポイントをまとめる
- 即戦力として働けそうな求人に応募する
- 業界で通用できそうな資格を取得しておく
- 転職エージェントに登録する
転職活動を成功させるためにも意識してみてください。
なぜ転職したいかを具体化させる
転職活動では転職したい理由の軸を具体化させる必要があります。
なぜ転職したいかを具体的にまとめないと、採用担当者への印象が下がります。
たとえば「年収を上げたい」や「転勤が無いところで腰を据えて働きたい」など、転職理由は人によってさまざまです。
漠然と「今の職場が向いていない」「おもしろそうな仕事だから挑戦したい」などの理由では、ミスマッチがおきて早期離職につながります。
転職を繰り返してしまい、時間が無駄になってしまうので、「なぜ転職したいか」を明確にして転職活動をしましょう。
アピールポイントをまとめる
自分のスキルや経験を整理するためにも、アピールポイントをまとめるのは非常に重要です。
企業が自己PRを聞くのは「求職者がどんな実績があり自社に活かせるか」を判断するためです。
主に以下をまとめると、採用担当者からの印象も良くなります。
- 仕事の進め方
- 数字に対する意識の高さ
- マネジメント経験
異業種へ転職の場合も、経験やスキルがどのくらい通用するか判断されやすくなります。
将来やりたい仕事やキャリアプランを明確にするためにも、アピールポイントをまとめることが大事です。
即戦力として働けそうな求人に応募する
30代の転職は、20代と異なりスキルや経験が重視されるので、即戦力として働けそうな求人に優先的に応募しましょう。
たとえば、介護士や看護師は企業ごとに業務内容が大きく異なるリスクも少ないため、転職後も即戦力として勤務できます。
30代でも異業種への転職は可能ですが、業界の知識や理解を1から勉強する必要があります。
異業種へ挑戦する場合は、自分のスキルや経験をアピールできる要素を見つけましょう。
ただし、同業他社への転職が必ず上手くいくわけではないため、事前に企業のリサーチは非常に重要です。
業界で通用できそうな資格を取得しておく
未経験の職種に挑戦するなら、転職先の業界で通用する資格を取得するのも1つの手段です。
実務経験が不要で受験できる資格は、主にFP(ファイナンシャルプランナー)や宅地建物取引士などです。
FPはお金の資格なので金融や保険業界への選択肢が生まれます。
宅地建物取引士は不動産取引の国家資格で、不動産の売買や賃貸物件の仲介など不動産業界や建築業、小売業などで重宝されます。
ただし、実務経験を重視している企業も多いため、資格だけではなくスキルも一緒にアピールしましょう。
転職サイト・転職エージェントに登録する
転職エージェントがおすすめな理由は3つです。
- 無料で利用できる
- 面接対策をしてくれる
- 非公開求人も紹介してもらえる
転職エージェントを利用すると求職者は無料でサービスを受けられます。
面接の模擬練習や履歴書、職務経歴書の添削などもしてくれるため、幅広い面接対策に効果的です。
企業が求人を非公開にする理由は、募集要項に合っていない求職者が応募してくるのを防ぐためです。
転職エージェントに登録する場合は応募先の選択肢を増やすためにも、1社だけではなく複数のエージェント会社に登録しましょう。
30代におすすめの転職サイト・エージェント5選
転職サイトと転職エージェントの違いは、求人を見つけて応募する工程を全て1人でするのが転職サイトです。
転職エージェントは求職者に担当エージェントが求人の紹介や面接対策など、求職者をサポートしてくれるのが転職エージェントです。
ここではその違いを理解した上で、おすすめの転職サイト・転職エージェントを5つ紹介します。
doda
自分で転職活動したい方や、充実したサポートを受けたい方など、さまざまなニーズに対応しているのがdodaの魅力です。
大きな特徴を3つ紹介します。
- 転職サイトと転職エージェントから選べる
- 日本でも最大級の転職フェアを開催している
- マッチ度が高い求人に出会える
dodaは求職者が企業と出会えるイベントを定期的に開催しており、企業の担当者と近い距離で話せるのも転職フェアのメリットです。
また、dodaの「レコメンド機能」は登録者の志向に近い求人を表示してくれるので、マッチ度が高い求人と出会える可能性を高めます。
マイナビ転職
マイナビ転職の特徴は以下の3つです。
- 全国各地で転職フェアを開催している
- 20〜30代の求人も多数扱っている
- 幅広い職種の求人がある
マイナビ転職は全国各地で1ヶ所だけではなく、複数の地域で転職フェアを開催しているのが大きな特徴です。
お住まいの地域だけではなく近隣の県に足を運べるため、内定をもらえる可能性も上がります。
20〜30代の求人を幅広く扱っているので、第二新卒や30代で異業種に挑戦してみたい方にもおすすめです。
そのほか「テレワーク・リモートワーク特集」や「SNSの仕事特集」など幅広い職種の求人が掲載されているため、求職者の選択肢が広がるのも強みです。
マイナビ転職はたくさんの求職者が理想の仕事に出会いやすい転職サイトといえます。
マイナビAGENTO
マイナビAGENTOの特徴は以下の3つです。
- 経験や業界知識が豊富なエージェントが多数在籍
- 面接対策などサポートが充実
- 非公開求人も紹介可能
マイナビAGENTのキャリアアドバイザーの特徴は、求職者への提案力です。エンジニアや営業職、Webエンジニアなど幅広い領域を得意としているためです。
求職者のペースに合わせている方や、企業との交渉力が高い方などさまざまなタイプのアドバイザーがいるのもマイナビAGENTOが人気の理由といえます。
転職エージェントなので、履歴書や職務経歴書の添削のほか面接対策を含むサポートが充実しています。
即戦力の求人から異業種への転職を希望している方も、安心して利用できるのがマイナビAGENTOです。
リクルートエージェント
マイナビエージェントの特徴は以下の3つです。
- 業界トップクラスの求人数
- 面接力向上のセミナーの開催
- 充実した手厚いサポート
リクルートエージェントの大きな特徴は業界トップクラスの求人数です。
一般公開されていない非公開求人が業界トップクラスの約10万件で、職種の幅も広いため自分に合う企業と出会える可能性も上がります。
リクルートエージェントは定期的に「面接力向上セミナー」を開催しており、面接に関わる対策ができるのも人気の理由です。
そのほか、キャリアアドバイザーのサポートも充実しています。
転職エージェントとの面談では「転職に関する悩み」や「転職のコツ」など、転職活動のアドバイスを受けることが可能です。
面接対策を充分にした方には向いている転職エージェント会社といえます。
エン転職
エン転職の特徴は以下の3つです。
- 満足度が業界No.1の実績がある
- 入社後の定着率が高い
- 20〜30代の若手向きの求人が多い
エン転職は「業界No.1の満足度」や「登録者も1,100万人以上」などが特徴の大手転職サイトです。
サイトや求人の見やすさも人気の理由で、企業の情報が細かく記載されています。
また「向いている人・向いていない人」など求職者が事前にイメージしやすい情報がたくさんあります。
入社後の定着率が高いのもエン転職が求職者から選ばれる理由で、ワークライフバランスが良い企業と出会いやすいでしょう。
そのほか、登録者の7割ほどが35歳までをしめているため、若年層がキャリアアップに挑戦しやすい転職サイトです。
満足度と登録者数が業界トップクラスなので、自分の可能性を広げたい方にはおすすめです。
30代で転職できる確率

30代で転職できる確率は41.9%で、20代と比較すると転職率は下がります。しかし、転職市場も拡大しているため、難しいわけではありません。
「35歳を超えると転職できない」といわれることもありますが、求職者の40%ほどの方は内定をもらえています。
キャリアアップの選択肢として転職を検討するのも良いでしょう。
まとめ
本記事では30代でも転職できる理由や、採用される方の特徴、おすすめの転職サイトを紹介しました。
現在は転職市場が拡大しているため、求職者にとっては有利な売り手市場といえます。
自分で企業に直接応募する方法もありますが、充実したサポートを受けたい方は転職エージェントへの登録が必要です。
転職サイトや転職エージェントを利用される方も多く、面接対策や非公開求人の紹介、転職フェアなど登録しておくと便利な情報も受け取れます。
30代で転職を成功させ素晴らしいキャリアを築いていきましょう。
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